公務員は安泰とは言えない?~実体験をもとに解説~

公務員
Businessman with file folders

公務員は安定、入ってしまえば安泰、仕事が そんなイメージをお持ちの人が多いのではないでしょうか。

これ 実は間違っているかもしれません。これがどういう意味なのか、これからお伝えしようと思います。

2022年卒の大学生が就きたい職業ランキング 第1位 地方公務員  第2位 国家公務員

今のご時世、一段と注目を集めている職業 公務員

この職業って実際どうなの?と感じている人が多いのではないかと思います。そこで今回は実際に公務員として働いた経験のある「公務員はむ」の実体験をもとに、疑問に答えていきたいと思います。

目次

公務員の実情

  1. 福利厚生
  2. 給与・昇給・昇格
  3. 職場の雰囲気
  4. 勤務時間
  5. 業務内容

現役公務員の考え

  1. 世間のイメージとの乖離
  2. 公務員の今後

公務員の実情

  1. 福利厚生
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就職の際、気になる項目の代表格の福利厚生

「公務員は福利厚生が充実しているのでは?」と思っている方が多いと思います。実際、他の企業などと比べて充実していると思います。

通勤手当から住居手当、休暇制度などあらゆる面で優れています。この点が就きたい職業ランキングでランクインする所以であり、世間のイメージと実情が一致しているところだと思います。

特に 子どもに対する扶養手当 ここは他と大きな差があるのではないでしょうか。

企業の子どもに対する扶養手当の平均はおよそ 月額3,000円から5,000円 と言われています。それに対して公務員の平均は 倍の約10,000円 ここは大きいと思います。

また、産前産後休暇などの休暇制度はとても充実しており特に女性におすすめできる制度だと思います。

2.給与・昇給・昇格

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結論 良くないです。

これはあくまで入りたてはという意味です。ご存じの通り公務員は 年功序列・終身雇用 がまだ残っていると言えます。なので言い方を変えればどんだけサボってもどんだけ貢献しても 基本的に給与に差がつくことはありません。

また、公務員の給与は民間企業の給与を基に決められており、他より良い給与がもらえるわけではありません。

昇給・昇格については、課長の前 次長級になるのに早くて30代、平均で40代といったところでしょうか。このレベルで基本給は新卒の約2倍。正直お世辞にもいいとは言えないように感じます。年収換算すると期末勤勉手当(ボーナス)などの関係で新卒の2倍以上にはなりますがう~んといった感じ。

3.職場の雰囲気

これは配属される課や上司によってまちまちかとは思いますが、基本的にはいい人が多く働きやすい環境だと思います。

ただ課や部署が多いなどの公務員の職務関係上、同期が周りにいなかったり年齢が離れた人ばかりになる可能性はあり、そこはネックではあるかもしれません。

4.勤務時間

定時は 8:30~17:15(1時間の休憩含む) です。これは普通かと思いますが問題はここからです

問題の残業は部署によって大きく異なります

比較的業務に余裕のある部署であれば、世間の公務員のイメージ通り定時に帰ることができます。しかし、激務の代表格 財政課などは定時帰りはおろか有給をとる暇がないほどです。

実際に、1年目で財政課に配属された同期は初日から残業職場を出るのが22時を過ぎるのは日常茶飯事などすごく忙しそうでした。

5.業務内容

公務員には多種多様な部署が存在しますが、基本的には選べません。採用時に希望を提出しますが、それが通ることはないと思っていたほうがいいでしょう。

異動も3年から5年、長ければ10年ほどで起こりますがこれまでと全く違う系統の部署に飛ばされることもあります。よく言えばいろんな経験ができるとも言えますが、あまり好まれることではないのかなと思います。

現役公務員の考え

さて、ここまでは公務員の実情として具体的なことをお伝えしてきました。

ここからは、実際に働いているわたくし はむ の考えを述べていこうと思います。

1.世間のイメージとの乖離

私が公務員として働き始めてとても感じたのは 給与と勤務時間 の世間のイメージとの乖離です。

公務員と言えば 高い給与をもらい・定時に帰る と思っていました。

しかし実際は、最初の手取りは15~20万、仕事は忙しく定時にはほぼ帰れないといった具合に真逆をいくものでした。確かに安定はしているのかもしれません。しかし文字どおり「安く定まる」、物足りなさを感じました。

しかし、「公共のために尽くす」 そのやりがいは非常に大きなもので、ここを重視する人には最適な職業だと言えます。

2.公務員の今後

公務員という職業は将来、どんどん厳しくなっていくのではないかと考えています。

その根拠としては、日本全体の成長が期待できないことが挙げられます。最近よく目にする日本全体の実質賃金指数の推移の国際比較のグラフを見ると一目瞭然で、このグラフはすなわち公務員の給与の相対的な頭打ちを意味していると考えられます。

出典:http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf

また、AIの発展によって仕事が代替されることが予想され、公務員にも大きく関係してくると思われます。

こういったことから安定というイメージのみで公務員になるのは危険だと思います。ですが、公務員がダメというわけではありません。ボーナスなど手当ての手堅さは非常に評価されるポイントだとは思いますが、長い目で見てどのような選択をとるべきかは改めて考えてみてもいいかもしれません。

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